『君の膵臓をたべたい』/住野よる 読書感想文ネタバレあり!!
母に借りて読んだ。
今読み終わったんだけども、ドキドキしてしまって感想がまとまらない。
有名な作品は、有名たる所以があるんだな、と改めて思った。
名作と呼ばれるものを鑑賞した後はいつも思う。
まず、桜良が通り魔に刺されて亡くなる、という驚きの展開が気持ち良かった。
余命幾ばくも無い少女が病気で亡くなって「神様は不公平だ」と嘆くより、通り魔に刺されて「救いようの無い結末だが人は皆平等だ」と言う方がなんとなくスッキリする。
胸に刃物が刺さっていたと言う文が目に入った時、驚きとショックで鳥肌が止まらなかった。
主人公の気持ち、桜良の気持ちを考えてしまってカフェで泣くのを堪えるのに必死だった。
家だったら一度本を閉じて10分くらいわんわん泣いていたかもしれない。
それくらい衝撃的だった。
主人公の名前の表現がとても面白かった。
映画化もされているようだけど、この部分をどうやって表現しているのか気になる。
主人公と桜良は間反対の性格だったが、どちらもとっても魅力的な人間。
どちらにも憧れる。
考え方もなにもかも真逆の2人が、最後は同じ思考を経て「君の膵臓を食べたい」という一文に辿り着いた。
まだドキドキしている。
面白かった。